嫉妬よりコンパージョンを!
「コンパージョン」という言葉をご存知だろうか。本書によれば、「嫉妬とは正反対の感情」で、「愛する者が別な相手を愛する姿を見て喜びを覚える、そんなときに私たちはコンパージョンを感じる」という。世の中には、嫉妬で苦しんでいる人、苦しんだことのある人は多い。私もそのうちのひとりだ。本書でくりかえし述べられる「嫉妬は選択できるもの」という発想に、なんだか救われる思いがした。人が焼きもちを焼く裏には、たしかに育った環境や文化の影響がある。著者がいうように、嫉妬とさよならするか一生つき合うかは自分次第。恋人が別な相手に愛情を注ぐとき、大切な人を失うのではと不安がるのではなく、恋人のウキウキした気持ちのほうに意識を向け、これでまた世界が広がると考えれば、嫉妬を克服するのも夢ではないのだ。そんな鬱屈したマイナス思考を追い払いたい、人と純粋にかかわって愛し合いたいという方は、ぜひ本書を一読していただきたい。宝石のような愛の本質がひょっとしたら見えてくるだろう。
自由な愛を求めて!
ひとはだれだって、ポリアモリー主義者でしょう。たくさんのLOVEがあったほうが幸せに決まっているから。でも、ひとりのひとをとことん愛することもたいせつにしたい。本書のいいところは、ひとりのひとを愛する感情を、そのままたくさんのひとにも注いでいけるガイドになっていることです。「嫉妬とどう向き合うか」を始め、いろんな障害にどう向かっていくかということがきちんと紹介されている。 著者じしん、離婚・再婚を重ねて、ポリアモリーにたどりついたという。本書は自由な愛を求め続ける著者自身による「革命の書」でもある。不倫やフタマタ愛に悩んでいるひとにも、おすすめ!
河出書房新社
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